アブレーション（剥削法）

広範囲のタトゥー・刺青を除去

剥削 (ハクサク)法とは、タトゥー・刺青の部分のみを皮膚を削り取る施術方法です。 ほとんどのタトゥー・刺青は1回の治療で除去できるのが特徴で、レーザー治療のようにタトゥーの色に左右される事もなく、どんなカラータトゥーでも除去する事が可能です。 剥削法では、術中に色素の入っている深さに合わせ確認を行いながら丁寧に削りますので、部分的に色素の一部が残るようなことも無く、1回の治療で削除が可能となります。 傷痕は小さければ擦り傷の状態、大きい場合は火傷の跡のようになり3ヶ月〜6ヶ月ほどは赤みのある皮膚ですが、時間の経過に伴い目立たなくなります。

アブレーションはタトゥーの色に関係なく除去することが可能です。切除術では除去が難しいサイズでも、20×20cm程度までであれば取ることができます。基本的に一度の施術で除去できますが、ヤケドのような跡が残る可能性があり、腫れ・痛みなどが数日間続くこともあります。

質の高い医療を提供「PRP（創治癒治療）」

血小板は人間の体の中で血を止めたり壊れた血管や細胞を治す働きをしています。自己多血小板血漿（PRP）は自己血液中に存在する血小板を非常に多く含んだ血漿（通常の2倍~7倍）でPRPを創部に散布することにより、治癒・再生速度があがります。ご自身の血液を使用するため、アレルギーや感染の心配がありません。

エルビウムヤグレーザーによるアブレーション

エルビウムヤグレーザーのレーザーは、波長が2,940nmであるため生命組織体の水分に対する反応が高く、炭酸ガスレーザー（CO2レーザー）に比べて約10倍の水分への吸収率があります。 水に吸収されやすいため発熱が少なく、周辺（正常）組織への熱影響（損傷）がほとんどありません。また、凝固層ができないため傷の治りも非常に早く、照射後の傷の仕上がりがとてもきれいなのが特徴です。 治療後の赤みや色素沈着のリスクも軽減されています。

タトゥー除去は、レーザー治療・切除・剥削・植皮において、必ずリスク（デメリット）はあります。
※色・形・深さ・部位・範囲・コスト面、ライフスタイルにより治療法は変わってきます。
当院では、無料の診察を行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

治療方法	メリット	デメリット
アブレーション	・切除で不可能な大きさでも1回で取ることが可能 (20×20cm程度まで) ・カラータトゥーでも問題なく取ることができる・ 1回の治療でタトゥーを消すことが出来る	・傷跡が残る・傷口の赤みがおちつくまで時間がかかる

アブレーション（剥削法）による刺青除去の治療経過について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

通院	固除3日目～　経過観察 2週間毎に（医師の指示による）
入浴・シャワー	シャワーは患部を濡らさないで当日から可能入浴は抜糸後、翌日から可能です。 ※患部も問題なし。
注意事項	表面が乾いた跡、日焼けしないようにしてください。 ※詳細につきましては医師にお尋ね下さい。

1回の治療で削ることができる範囲はどのくらいですか。: 剥削法で1回の治療範囲は最大で20㎝×20㎝ほどの大きさです。
剥削法は皮膚の再生を活かした治療法となりますので一度に広範囲の皮膚を剥削すると、健康上危険に遭う可能性もある為、背中一面の範囲であれば2、3回に分けての治療となります。
施術中の痛みはどのくらいですか。: 基本、局所麻酔でほぼ痛みが感じませんが、ひっぱられているような感覚はあります。もし完全な無痛状態での治療をご希望の場合はマスク麻酔や静脈麻酔を選択していただく事も可能です。
アブレーションの術後は傷跡目立ちますか。: 傷跡は大きさが小さいほど擦り傷のような状態で皮膚の再生も早いですが大きい場合が火傷跡のように皮膚がただれたようになり、半年～1年かけて徐々に目立ちにくくはなります。
ハガキ大サイズくらいのカラータトゥーですが消せますか。: 剥削法は広範囲に入っていて、手っ取り早く1度の治療で除去を希望されている方やレーザーでは適応にならないカラーのタトゥーの除去が可能です。
タトゥー・刺青を含んだ皮膚の表面を削り取る方法ですので大きさや色に関係なく1回で刺青を除去する事ができます。